青海苔の舞いだす夜に次々と口に運ばれ消えていく虹 求愛をしてるか知らんが水鳥がきーきーガーガー煩い寝れん 戸が開いて振り返ったら奴がいる、じゃなくて母が早く寝ろって 胃もたれのしそうな夜に君からの特に用事はないとのメール 透明のピアスが光る夜明け前絡まる髪をひたすらほどく 幾順かずれているのに気付かずに今朝もカッターシャツに着替える
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作り物みたいな雲に覆われた水に浮かんだ油を覘く
前髪でさえも切るのに恐怖する まだこの髪を触ってほしい
頭では忘れているのに本能が忘れてないから気分が悪い
ヒーローと唱える代わりに君の名を三度呼んだよ でも来なかった
突然の電話ですべてを忘れるようなあなたがそこにいたあとを見る
肩先のにおいと遠さと永遠をきみと別れを告げるノバウサギ
留守電のメモやチャイムが永遠に続けて聞けたらうつくしいのに
退行を繰り返す壊れたビデオデッキのように買い換えるだけ
くっついたセロハンテープのせつなさを伝える前にゴミ箱にやる
気だるさと湿気のなかに並ばせた白い机が不毛に白い
雷鳴を笑っていられるあたしたち 一瞬だけのひかりを笑う
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