サイコロの予定調和の世界なら振らなくたっていいのかなって

水中の気だるさとかがこの場にもあればいいのに 苦しくないのに

“一時停止”押すことずっとためらってる いかれた音と知っていながら

カルピスの氷がとける熱帯夜内職片手間赤色鉛筆

このドレスできたら写真撮ってくれる?忘れてもいい。約束してよ。

さみしいさみしいさみしいさみしい きみはとなりで笑ってるのに

いつかまたきみの目をみてしゃべる日がくるのかなんて考えている

限界を感じているよきみがいてしあわせそうな自分がいると

あたしには切っても切り離せなかったあの思い出がよみがえる夏

まっしろもまっくらもないみらいにはきぼうもなくてぜつぼうもない

右も左も下も全部まっくらでそのままとけてしまえばよかった

自転車の後ろで入道雲を見ているのになんか上の空なの。

連弾をずらして聞こうとするあまり意識がほかに飛ぶ前に今

ようせいの白い大きなてのひらに積もるフェイクではない白雪

難聴を望む少女のてのひらで描かれてゆくもじのこうずい

つまようじ くわえてばせいを聞き流す夕時わたしは難聴になる

白玉のきな粉ほおばる右うしろのピアノとソファはすてられるかも

マニキュアをおとす後ろで両親はいたらぬ娘の相場をはかる

祖母曰く遠慮しがちの妹が心配だからだからだから?

お互いを存在しないモノとしてソコに在るのを認めてあげる

蒸し暑い海の向こうは世界ではなく神のゲームの中なのかも

行きはよい 帰りは怖い 怖いより悲しかったよ あの薄雲は

Brazilへ30円の忘れ物 (手紙、あんたがうらやましいよ)

抜け落ちていく髪の毛をよそ目に見「スキンヘッドの彼はいいなぁ」

安静になんて出来ないパソコンの部屋まで遠くて歩いてるから

そのもちての切れた赤い赤い丸い風船はただ自由であった

取り出した内容物は消化不明 消息不明の風呂場 7時

おばあさまどうかその手をわたしにも(わけてくれたらどんなにいいか)

学生生徒災害傷害保険事故報告書兼事故証明書

濁流を走るクレーンのようにわたしは今におぼれていたい

数センチ先の夜空はまぶしくてただきらきらを主張している

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