皐月

多分、きっと、通じ合ってるんと思う。口に出せないだけで(多分ね)

同じ空の下であなたも生きてると思えど早く帰りたいナリ

なかのまで買い物行って帰ってくる。あなたの居ない休日のこと。

下あごが痛い。自業自得です。もうやりません。多分うそです。

 「あっさりとしすぎているよ、
    みっちゃんは恋じゃなくって夢みてたのよ」

ナキタイを我慢している 腹痛に見せかけている キタナイわたし

それはまあ汚い部屋のまん中に転がっているせいぜんの遺書

若さとはまぶしさだなあ。キラキラとみんなが異国の人に見えるや。

卓上のシロメのダルマが言っている修学旅行は嵐になると

ネジ式のオルゴオルから遠い遠いあなたのうちの携帯電話へ

願ってもないこと 留守番電話から知らぬ女の声がすること

使い捨てカメラの残り15枚あなたととるか捨ててしまうか

そんけいする。契ったはしから約束を忘れる術を吾は持たぬから

カーディガンこぼれるすきのひかりからもんじゃ焼きのにおいただよう

五月でも逃げ水って見れるんだ。追っても追ってもつかめないオアシス

*肩に見る色とりどりの隙間から零れる愛は垂れ流すこと

黒々ととぐろ巻き巻きへびさんは脱皮して大きくなっていきます

おばあちゃん。その話ならもう聞いた。昨日も去年も何度も聞いたよ。

願ってもいいこと まずは親指をリダイアルへと誘導すること

願ってはいけないこと まず、明日より先の未来を考えること

無機質と言う名の有機物の僕ら空飛ぶ魔女も帰宅していく

あの山の上に広がるあおのよに今夜もかえるは空を舞ってく

ティカティカのオレンジ色のグロスから今夜大人になるということ?

充電の切れたウォークマンの中で鳴る携帯に起こされる夢

鼻歌も交えて別れを切り出せばもう会わないのと笑って言うよ

その指はあたしの髪までもてあそび太刀打ちできずただ立ちすくむ

重さだけ増すようだけど重さって、重さが増すってどういうことだ

延滞を払い損ねた夜のように話しそびれたことをぞおもう

色あせてさびた自転車ハンドルを切りきれなくてカサひるがえる

体温を思い出せない暖かいこの手はだれだこれは夢だな

体内でガスが腐っていくようにヒトは腐っていくんだろうな

なんやかや言いつつあたしを把握しているのはやはりお医者様だけ

世界中若葉であふれて寂しいから読心術でも習おう五月

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